「きぼう」船内実験室キャビンエリアの利用案内

公開 2025年3月14日

ユーザー機器の打上げ・地上からの操作・回収

打上げ~軌道上実験~回収

  • 船内実験室は、微小重力が大きな特徴ですが、それ以外は地上の室内とほぼ同じで、空気があり適度な温湿度に維持されている、人が普通に過ごせる環境です。
  • ユーザーは、機器や物品を打ち上げて、船内実験室で使用し、その後地上に回収できます。船内実験室では、宇宙飛行士による設置作業・操作や通信回線を介した地上からのモニタ・遠隔操作・地上へのデータ伝送ができます。

地上からの操作

  • ユーザー機器は、地上の専用端末から遠隔操作できます。船内実験室の共用PCにユーザー機器操作用ソフトウェアを予めインストールしておき、地上の専用端末からPCにRDP接続することで、地上と同様にPCを使った機器操作ができます。
  • ユーザ機器のデータやビデオ画像は、リアルタイムで地上に伝送できます。もしくは共用PC上に一時的に保管して後ほど地上にファイル転送することも可能です。

ユーザーが使用できるユーティリティ類

ユーザー機器は、船内実験室キャビンエリアで下記のユーティリティを使用することができます。全ユーザーが共用しますので使用可能時期は調整が必要です。 接続先によって、ユーティリティ提供のために稼働させる機器が異なります。各項目の詳細はこちらをご覧ください。それぞれの利用費、インタフェース条件などが異なりますので、詳細は個別にお問い合わせ下さい。

種類
使用方法
電力
直流電源28V, 16VやUSBバスパワーが使用可能です。
通信
使用方法に応じて以下の接続が可能です。
  • 共用PCのRDP接続を経由してユーザー機器を遠隔操作(有線/無線LAN、USB)
  • ユーザー機器のデータを地上に直接伝送(有線/無線LAN)
  • ユーザー機器のビデオ映像を地上に直接伝送(HDMI/HD-SDI、NTSC)
ビデオカメラ
固定設置カメラ、移動設置カメラが使用可能です。

「きぼう」船内実験室キャビンエリアのユーザー向け

ユーザー向けに利用できるユーティリティ類や緒元等をPDFにまとめました。ご活用ください。

タイトル サイズ ID
「きぼう」船内実験室キャビンエリアの利用案内 [ pdf: 1.9 MB] 74121

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