きぼう利用プラットフォーム中間評価結果について

公開 2026年7月10日

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「きぼう」日本実験棟の利用を戦略的に推進するため、「きぼう利用戦略」を策定しています。その中で、特に重点的に取り組む利用の領域を「きぼう利用プラットフォーム」として定義し、研究成果の創出や利用拡大を進めています。

今般、国際宇宙ステーション(ISS)の運用終了までの利用およびその先の地球低軌道における利用を見据え、今後の利用戦略の議論に資するため、JAXA有人宇宙技術部門の外部諮問委員会である「きぼう利用推進有識者委員会」および「選考評価委員会」において、「きぼう利用プラットフォーム中間評価」を実施しました。

本評価では、「新薬設計支援」「健康長寿研究支援」「革新的材料研究支援」「超小型衛星放出」「船外ポート利用」の5つのプラットフォームを対象に、これまでの成果や社会貢献、学術進展等について評価され、その結果がきぼう利用推進有識者委員会において取りまとめられました。

JAXAは、本評価結果を今後の利用戦略の議論に活用し、引き続き「きぼう」を含む地球低軌道利用のさらなる発展につなげていきます。

評価結果
概要書・報告書
タイトル サイズ ID
【きぼう利用プラットフォーム中間評価】「新薬設計支援プラットフォーム」報告書 [ pdf: 2.1 MB] 74532
【きぼう利用プラットフォーム中間評価】「新薬設計支援プラットフォーム」概要書 報告書要約版 [ pdf: 622.3 KB] 74531
【きぼう利用プラットフォーム中間評価】「健康長寿研究支援プラットフォーム」報告書 [ pdf: 5.2 MB] 74535
【きぼう利用プラットフォーム中間評価】「健康長寿研究支援プラットフォーム」概要書 報告書要約版 [ pdf: 581.4 KB] 74534
【きぼう利用プラットフォーム中間評価】「革新的材料研究支援プラットフォーム」報告書 [ pdf: 2.0 MB] 74538
【きぼう利用プラットフォーム中間評価】「革新的材料研究支援プラットフォーム」概要書 報告書要約版 [ pdf: 911.4 KB] 74537
【きぼう利用プラットフォーム中間評価】「超小型衛星放出プラットフォーム」報告書 [ pdf: 2.4 MB] 74541
【きぼう利用プラットフォーム中間評価】「超小型衛星放出プラットフォーム」概要書 報告書要約版 [ pdf: 623.8 KB] 74540
【きぼう利用プラットフォーム中間評価】「船外ポート利用プラットフォーム」報告書 [ pdf: 3.5 MB] 74544
【きぼう利用プラットフォーム中間評価】「船外ポート利用プラットフォーム」概要書 報告書要約版 [ pdf: 787.4 KB] 74543
きぼう利用推進有識者委員会 委員長談話
永井 良三 委員長

きぼう利用推進有識者委員会は、これまで、きぼう利用の推進方策や長期計画等について検討し、意見を述べてきました。その中で、「きぼう」を研究開発基盤として定着させるため、2016年に初版が制定された「きぼう利用戦略」において、「きぼう利用プラットフォーム」を定義しました。これに基づき、現在設定されている5つの「きぼう利用プラットフォーム」について、推進途中(中間時点)ではありますが、各実験テーマの選考評価委員会での研究開発に関する評価等を踏まえ、初めての総合的な評価を行うことができました。

ISS・きぼう利用を取り巻く状況は急速に変化してきています。そのなかでJAXAは利用の重点施策として定めた各領域の特色あるプラットフォームを運営し、それぞれの業界・分野・コミュニティの中での定着を図り、関係各所と協働しながら利用の拡大・成果創出を着実に推進してきました。今回の中間評価では、各利用プラットフォームの特徴を生かしたこれまでの取組み、そこから創出された特筆すべき成果や今後に向けた取組みの妥当性や課題等を確認することができました。評価にあたり各プラットフォームで作成した報告書は、これまでの取組や成果がよくまとまっておりますので、評価結果とあわせて皆様もぜひご覧ください。

一方で、戦略的な研究において、計画的に研究を進めることは大切ですが、大型プロジェクトにおいてインパクトがあるのは想定外の成果です。計画通りに着実に進めつつも些細な兆候を見逃さず想定外の思いがけない成果に繋げ、波及効果が得られるよう着実かつ柔軟に施策を進めることが非常に重要です。

この中間評価を通して明確になった各きぼう利用プラットフォームの意義と価値は、今後の地球低軌道利用に向けた戦略議論の土台となり、JAXAが目指す、「地球低軌道における宇宙環境利用が人類の社会・経済活動の一部として定着している姿」の実現、そして、ポストISS移行に向けた段階的な目標設定と具体的な施策の検討、さらにその実現に向けて発展することを期待します。また本委員会としても今後のこれらJAXAの検討や取組みを、委員会での議論を通して後押ししてまいります。

2026年5月
きぼう利用推進有識者委員会
委員長 永井 良三

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※特に断りのない限り、画像クレジットは JAXA


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