公開 2025年9月22日
2025年9月19日に、「きぼう」日本実験棟から、下記5機の衛星が放出されました。
- GHS-01(事業者:Space BD株式会社)※1
- DRAGONFLY (九州工業大学)※2
- STARS-Me2 (事業者:Space BD株式会社)※1
- RSP-03 (事業者:Space BD株式会社)※1
- Atsushi Space Challenge (事業者:三井物産エアロスペース株式会社)※1
- ※1 JAXAは「きぼう」からの超小型衛星放出事業を民間企業2社に移管しています。
- ※2 J-CUBEの枠組み利用。J-CUBEはJAXAと(大学宇宙工学コンソーシアム:University Space Engineering Consortium)による協定のもと、国内大学向けに超小型衛星放出機会を提供しています。
放出衛星:GHS-01、DRAGONFLY(Image by JAXA/NASA)
放出衛星:STARS-Me2、RSP-03、Atushi Space Challenge(Image by JAXA/NASA)
J-SSOD#32超小型衛星放出の様子は、YouTube JAXAチャンネルでご覧いただけます。
- 衛星名 GHS-01(ぎふハイスクールサット-01)[サイズ:2U]
- 機関
ぎふハイスクールサットプロジェクト
岐阜大学
- 事業者 Space BD株式会社
- ミッション
カメラミッション:
- 地上局からの指令に応じて、衛星に搭載されたカメラが宇宙から地球を撮影し、その画像データを地上に送信
デジトーカミッション:
- 衛星に保存されているメッセージを宇宙からアナログFM音声信号として送信
- 衛星を利用して国内外の高校と衛星電波利用に関する交流
Image by ぎふハイスクールサットプロジェクトチーム
- 衛星名 DRAGONFLY [サイズ:2U]
- 機関
九州工業大学
- ミッション
- アマチュアVHF帯を使用したAPRS(Automatic Packet Reporting System)通信コンペティションを開催
- 低価格UHFトランシーバの軌道上実証
- APRS地上センサターミナルを用いた火山活動のモニタリング実証
Image by 九州工業大学
- 衛星名 STARS-Me2 [サイズ:1U]
- 機関
静岡大学
- 事業者 Space BD株式会社
- ミッション
- 1U ユニットからのテープテザー伸展回収
- カメラを使用したテザー伸展の撮影
- 一体型フレーム構造 (MBF) の実証/石敏鐵工社製
- 小中高生による俳句・愛称搭載
Image by 静岡大学
- 衛星名 RSP-03 [サイズ:1U]
- 機関 リーマンサットスペーシズ
- 事業者 Space BD株式会社
- ミッション
- 星のデータを音楽要素に変換し、多重音の音楽(星のシンフォニー)を作曲し、宇宙から音楽データを届ける
- 募集した願い事を宇宙に届けて流れ星にする (宇宙ポスト)
Image by リーマンサットスぺ―シズ
- 衛星名 Atsushi Space Challenge [サイズ:1U]
- 機関
株式会社たすく
株式会社Exspace
吉本興業株式会社
株式会社AbemaTV
- 事業者 三井物産エアロスペース株式会社
- ミッション
芸能活動を行う田村淳氏が発案し、自らの構想に基づいてCubeSatの開発を行いました。スマホに目を奪われがちの現代だからこそ、みんなで空を見上げるような"コミュニケーションの創出"を目指します。
衛星にはクラウドファンディングを通じて支援をうけた方々の名前およびメッセージを記入したプレート、並びに動画などのデータを収めたSDカードが搭載されています。
Image by(株)Exspace、(株)たすく
関連リンク
※ 特に断りのない限り、画像クレジットは JAXA