第5回宇宙マウス飼育ミッション(MHU-5)成果:微小重力及び人工月面重力環境がマウスの骨格系や免疫系に与える影響を解析したデータが発表されました

公開 2024年11月25日

筑波大学医学医療系 トランスボーダー医学研究センター(高橋智教授・工藤崇准教授)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙環境利用推進センターの共同研究チームは、国際宇宙ステーション(ISS)の微小重力および人工月面重力環境がマウスの骨格系や免疫系に与える影響を解析しました。解析の結果から、月面重力の負荷は微小重力環境の影響による組織形態変化および遺伝子発現変化を部分的に軽減することが明らかになりました。重力影響について器官別に特有な変化に着目し、分子レベルでの重力閾値を確立することで将来の宇宙飛行時の健康維持に貢献します。
本研究は、英文学術雑誌『Scientific Reports』に2024年11月20日に掲載されました。(論文情報)

学術論文

雑誌名
Scientific Reports 14, Article number: 28774 (2024)
論文名
著者名
Okamura Yui, Gochi Kei, Ishikawa Tatsuya, Hayashi Takuto, Fuseya Sayaka, Suzuki Riku, Kanai Maho, Inoue Yuri, Murakami Yuka, Sadaki Shunya, Hyojung Jeon, Hayama Mio, Ishii Hiroto, Tsunakawa Yuki, Ochi Hiroki, Sato Shingo, Hamada Michito, Abe Chikara, Morita Hironobu, Okada Risa, Shiba Dai, Muratani Masafumi, Shinohara Masahiro, Akiyama Taishin, Kudo Takashi and Takahashi Satoru
DOI
10.1038/s41598-024-79315-0

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