ISSに長期滞在した宇宙飛行士は、歩行や姿勢制御に関わる下肢筋肉の協調(Synergy)が変化する

公開 2024年4月10日

石岡憲昭名誉教授(宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所)らの研究チームは、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在した宇宙飛行士の下肢の血流や姿勢を保つときに使用する下肢骨格筋の使われ方が、飛行前と飛行後にどのように変化していくかを調べました。血流は長期宇宙滞在の後、地球帰還後1か月程度で回復し、姿勢の維持に関連する骨格筋においては、筋活動の機能的協調(Synergy)が変化することが示されました。

これらの研究成果は、2020年10月に『Acta Astronautica』、2022年4月に『Journal of Neurophysiology』にそれぞれ発表されました。

論文情報

雑誌名
Journal of Neurophysiology
論文名
著者名
Hagio S, Ishihara A, Terada M, Tanabe H, Kibushi B, Higashibata A, Yamada S, Furukawa S, Mukai C, Ishioka N, Kouzaki M
DOI
10.1152/jn.00232.2021
雑誌名
Acta Astronautica, 175: 462-464, 2020.
論文名
著者名
Ishihara A, Terada M, Kouzaki M, Hagio S, Higashibata A, Yamada S, Furukawa S, Mukai C, Ishioka N
DOI
10.1016/j.actaastro.2020.05.017

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