公開 2023年11月22日
JAXAでは、「きぼう」における宇宙実験・利用の遠隔化・自動化・自律化を目指して、「きぼう」自動実験システム(GEMPAK)の研究開発を行っています。この技術は東京大学、九州大学による、微細手術ロボットの技術を宇宙実験・利用に活用するものです。
11月11日に行われた筑波宇宙センター特別公開では、JAXAおよび共同研究を行っている東京大学、九州大学のロボット等の展示・デモンストレーションを行い、小さいお子様も含め、多くの方にJAXAが検討する新たな技術にふれていただきました。
GEMPAKによって、多忙な宇宙飛行士によってなされていた作業を、地上から、または自動的・自律的に行うことで、宇宙実験の質・量・多様性の拡大を目指します。また、これによって単純・定型的な作業から宇宙飛行士を開放し、宇宙飛行士はより高度な、創造的なことに時間を割くことができるようになります。
地上でもAI・ロボット技術を活用した様々な技術開発・実用化が進んでいますが、人的リソースが限られる宇宙においても大きな効果が得られることが期待されています。
関連トピックス
- 「きぼう」自動実験システム(GEMPAK)の構築に向けた情報提供要請(RFI)(2023年10月 2日)