公開 2023年11月20日
JAXAと国連宇宙部(UNOOSA)は、2015年より、開発途上国の宇宙技術の向上と人材育成への貢献を目的として、国際宇宙ステーション(ISS)・「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出の機会提供に関する連携協力「KiboCUBEプログラム」を実施しています。このプログラムのもと、JAXA/UNOOSAでは、超小型衛星開発に関する技術講座「KiboCUBE Academy」として、これから衛星開発を行いたい方のために、オンデマンド講座の開設や、技術コンサルティングを行い、衛星開発の支援等を行っています。
2023年10月1日、アゼルバイジャンのバクーにおいて、国連/国際宇宙航行連盟(IAF)ワークショップ参加者向けに「KiboCUBE Academy」のオンサイトレクチャーを開催しました。
現地で開催された本レクチャーは、国際宇宙会議IACの直前に行ったもので、CubeSat衛星ミッションを検討するというテーマで行われました。九州工業大学の趙教授が講義を行い、その後、グループでの検討結果を発表し、その中から良い発表の表彰などを行いました。現地参加者だけでなくボリビアやパキスタンなどからの参加もあり、盛況のうちに終了しました。
現在KiboCUBEプログラムでは8回目の放出衛星の提案募集を行っています(2023年12月31日締切)。
関連リンク
- JAXAと国連宇宙部とのKiboCUBEを通じた連携協力継続、および第8回公募開始のお知らせ(2023年06月05日)
- KiboCUBE - UNOOSA (リンク先英語)
- [サービス紹介]超小型衛星の放出(J-SSOD)
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