公開 2022年10月 4日
大阪公立大学大学院医学研究科基礎医科学専攻の吉田佳世准教授、大阪市立大学の森田隆名誉教授、宇宙航空研究開発機構(JAXA)らの研究チームは、国際宇宙ステーション(ISS)において、マウスES細胞を約4年間にわたり凍結保管し、地上に帰還させた後、その染色体異常を解析しました。宇宙放射線による生物への影響を定量的に測定し、物理学的線量計による予測値と生物学的測定値がほぼ一致することを明らかにしました。
本研究は、2022年8月に英文学術雑誌『Heliyon』に掲載されました。
- 国際宇宙ステーションにおける宇宙放射線の生物学的影響が明らかに (大阪公立大学リリース)(2022年9月28日)
論文情報
雑誌名
Heliyon
論文名
著者名
YOSHIDA Kayo, HADA Megumi, KIZU Akane, KITADA Kohei, EGUCHI-Kasai Kiyomi, KOKUBO Toshiaki, TERAMURA Takeshi, YANO Sachiko, HASHIZUME Suzuki Hiromi, WATANABE Hitomi, KONDOH Gen, NAGAMATSU Aiko, Premkumar Saganti, Francis A. Cucinotta, MORITA Takashi
DOI
10.1016/j.heliyon.2022.e10266