「きぼう」から超小型衛星3機放出に成功!

公開 2022年8月17日

2022年8月12日に、「きぼう」日本実験棟から、下記3機の衛星が放出されました。

  • TUMnanoSAT: モルドバ工科大学。第4回KiboCUBE※1として選定。
  • FUTABA:九州工業大学、学校法人鎮西敬愛学園敬愛高等学校。
  • HSU-SAT1:事業者衛星(事業者※2:Space BD株式会社)
  • ※1  KiboCUBEは、2015年9月にJAXAと国連宇宙部(UNOOSA)の間で能力開発イニシアチブとして、発展途上国の教育機関や研究機関に超小型衛星(キューブサット)をISSの「きぼう」日本実験棟より放出する機会を提供するために、立ち上げられました。これまで8機関が選定され、今回の放出でKiboCUBEとしては4機目の衛星放出となりました。
  • ※2 JAXAは「きぼう」からの超小型衛星放出事業を民間企業2社に移管しています。
放出衛星:TUMnanoSAT、FUTABA、HSU-SAT1(ⒸJAXA/NASA)

TUMnanoSAT

  • 衛星名 TUMnanoSAT [サイズ:1U]
  • 機関 モルドバ工科大学
  • ミッション
    • 自国における宇宙人材育成
    • 微細ワイヤ、磁気センサ、電力供給最適化などの各技術実証

FUTABA

  • 衛星名 FUTABA [サイズ:1U]
  • 機関 九州工業大学、敬愛高等学校
  • ミッション
    • 宇宙空間におけるウィスカの観測
    • 磁気トルカによる姿勢制御
    • 2.4G Hz帯におけるワイヤレス通信の検証
    • アマチュア通信による展開機構の実証

HSU-SAT1

  • 衛星名 HSU-SAT1 [サイズ:1U]
  • 機関 一般財団法人 未来科学研究所、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ、北海道衛星株式会社
  • 事業者 Space BD株式会社
  • ミッション
    • 電源系、OBC(オンボードコンピュータ)、その他バスコンポーネントの軌道上技術実証
    • 赤外線によるコマンド送信リンク実験の実施
    • 撮影画像のアマチュア無線家に向けたSSTV伝送実験
©一般財団法人未来科学研究所
特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA

 


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