参加のお申込み・審査
搭載タンパク質・テーマ提案の応募
実験を行うタンパク質を広く募集します。応募に際していくつかの書類を提出していただきます。
審査による搭載候補の選定
試料の安全性や研究の実現性、期待される成果等に基づいて「きぼう」への搭載候補を選定します。
実験に向けた準備
結晶化条件の検討
選定されたタンパク質について、結晶化条件を絞り込むための地上実験を行います。
搭載タンパク質の最終決定
「きぼう」に搭載するタンパク質およびその数量等を決定します。
宇宙実験の実施
宇宙実験の実施
ロシアのソユーズ宇宙船、プログレス補給船で「きぼう」へと運び、結晶生成実験を行います。
結晶の回収・引き渡し
ソユーズ宇宙船で持ち帰った結晶を日本へと運び、提案者への引き渡しを行います。
実験後の成果発表
回収された結晶の回析実験
提案者によって回析実験を行い、その実験結果を報告していただきます。
成果発表
引き渡しから2年以内に、論文発表等で成果を公開していただきます。
基盤研究利用コースの特徴
募集タンパク質について | 具体的な指定はありません。 |
---|---|
実験参加のメリット | 実験実施に関する費用は全て無料で、JAXA側の事前実験によって生成された結晶の提供などの技術支援が受けられます。 |
宇宙実験に向けた条件検討 | 結晶化条件について利用者側とJAXA側の両方で検討を行います。 |
結晶の引き渡し | 地上対象実験で生成した結晶も合わせてお渡しします。キャピラリーからの取り出しと凍結保護作業についても、JAXAが状況に応じて支援します。 |
応募資格 | 国内大学または公的研究機関に所属しており、JAXAとの間で利用契約(共同研究契約)が締結できるかた。 |
公開情報 | 提案者・機関名、タンパク質正式名称、実験目的、地上実験・宇宙実験成果などは公開となります。 |
構造解析結果 | 回折データから得られたタンパク質等を構成する原子の位置情報を含むタンパク質の構造解析結果は、利用者に帰属します。 |