「きぼう」から超小型衛星4機を12月2日(金)に放出する予定です

公開 2022年11月29日

放出される衛星は、九州工業大学が実施するBIRDSプロジェクト※1の第5弾(BIRDS-5)として開発した3つの超小型衛星:ウガンダ政府(Uganda Science, Technology, and Innovation Office of the President)の超小型衛星 PearlAfricaSat-1、九州工業大学が開発したTAKA、ジンバブエ国家地理宇宙機関が開発した超小型衛星 ZIMSAT-1、並びに事業者衛星※2の SpaceTuna1(事業者:三井物産エアロスペース株式会社)の計4機です。
ウガンダ衛星、ジンバブエ衛星はそれぞれ自国初の衛星となります。

  • ※1 BIRDSプロジェクト(正式名:Joint Global Multi Nation Birds): JAXAと九州工業大学の戦略的パートナーシップ契約に基づき、日本の九州工業大学とアジア・アフリカ諸国が参加して、超小型衛星を共同開発・運用する国際的な衛星開発プロジェクトです。
  • ※2 JAXAは「きぼう」からの超小型衛星放出事業を民間企業2社に移管しています。

BIRDS-5

  • 衛星名/ 機関 PearlAfricaSat-1 [サイズ:1U]/ Uganda Science, Technology, and Innovation Office of the President
  • 衛星名/ 機関 TAKA [サイズ:2U]/ 九州工業大学
  • 衛星名/ 機関 ZIMSAT-1 [サイズ:1U]/ ジンバブエ国家地理宇宙機関
  • ミッション
    • APRS(位置情報発信システム)デジピーターのデモンストレーション
      • ストアアンドフォアード(Store-and-Forward (S&F))の実証
      • 九工大BIRDS-NESTシステムの技術実証
      • Double Langmuir Probe(DLP)プラズマ測定器の実証
    • 姿勢可視化の技術実証
      • On-board Image Classification
    • 土地利用と土地被覆の技術実証
    • PINO高エネルギー電子線検出器の技術実証(TAKAのみ)

Space Tuna1

  • 衛星名 Space Tuna1 [サイズ:1U]
  • 機関 近畿大学
  • 事業者 三井物産エアロスペース株式会社
  • ミッション
    • 衛星に搭載した再帰性反射材シートに地上からレーザーを照射することで反射基礎特性の取得
    • 衛星に搭載した青色LEDを点灯させることで地上の望遠鏡による軌跡観測
©近畿大学
特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA

 


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