公開 2022年8月 9日
今回放出する超小型衛星は以下の3機です。
- TUMnanoSAT:モルドバ工科大学が初めて開発した超小型衛星。第4回KiboCUBE※1として選定されました。
- FUTABA:九州工業大学と学校法人鎮西敬愛学園敬愛高等学校が初めて共同で製作しました。
- HSU-SAT1:事業者衛星(事業者※2:Space BD株式会社)
- ※1 KiboCUBEは、2015年9月にJAXAと国連宇宙部(UNOOSA)の間で能力開発イニシアチブとして、発展途上国の教育機関や研究機関に超小型衛星(キューブサット)をISSの「きぼう」日本実験棟より放出する機会を提供するために、立ち上げられました。これまで8機関が選定され、今回の放出でKiboCUBEとしては4機目の衛星放出となります。
- ※2 JAXAは「きぼう」からの超小型衛星放出事業を民間企業2社に移管しています。
TUMnanoSAT
- 衛星名 TUMnanoSAT [サイズ:1U]
- 機関 モルドバ工科大学
- ミッション
- 自国における宇宙人材育成
- 微細ワイヤ、磁気センサ、電力供給最適化などの各技術実証
- TUMnanoSATについて (英語)
- [プレスリリース] JAXAと国連宇宙部との連携協力(KiboCUBE)に基づく第4回選定の結果について (2019年6月10日)
FUTABA
- 衛星名 FUTABA [サイズ:1U]
- 機関 九州工業大学、敬愛高等学校
- ミッション
- 宇宙空間におけるウィスカの観測
- 磁気トルカによる姿勢制御
- 2.4G Hz帯におけるワイヤレス通信の検証
- アマチュア通信による展開機構の実証
HSU-SAT1
- 衛星名 HSU-SAT1 [サイズ:1U]
- 機関 一般財団法人 未来科学研究所、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ、北海道衛星株式会社
- 事業者 Space BD株式会社
- ミッション
- 電源系、OBC(オンボードコンピュータ)、その他バスコンポーネントの軌道上技術実証
- 赤外線によるコマンド送信リンク実験の実施
- 撮影画像のアマチュア無線家に向けたSSTV伝送実験
関連リンク
※ 特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA