公開 2022年3月22日
今回放出する超小型衛星は以下の2機です。
- IHI-SAT:株式会社IHIが初めて開発した超小型衛星(事業者※:Space BD株式会社)
- KITSUNE:HAKコンソーシアム(原田精機株式会社、株式会社アドニクス、九州工業大学)が初めて共同で開発した超小型衛星(事業者:三井物産エアロスペース株式会社)。KITSUNEはWide 6Uサイズ(10cm×20cm×30cm)で、J-SSODから放出するのは、今回が初めての試みとなります。
- ※ JAXAは「きぼう」からの超小型衛星放出事業を2社の民間事業者に移管しています。
J-SSOD#21超小型衛星放出の様子は、YouTube JAXAチャンネルでライブ配信します。
IHI-SAT
- 衛星名 IHI-SAT [サイズ:3U]
- 機関 株式会社IHI
- 事業者 Space BD株式会社
- ミッション
- 先進的AIS(船舶自動識別装置)受信システムの実証
KITSUNE
- 衛星名 KITSUNE [サイズ:W6U※] ※Wide 6 Unit
- 機関 HAKコンソーシアム(原田精機株式会社、株式会社アドニクス、九州工業大学)
- 事業者 三井物産エアロスペース株式会社
- ミッション
- Commercial Off-The-Shelf(COTS)カメラによる5mクラスの解像度のカラー画像による地球観測
- 2UサイズのKyutech標準バスシステムの実証
- 電離層の全電子数測定用のSpace Precision Atomic-clock TIming Utility Mission(SPATIUM)-2ミッション実証
- Long Range(LORA)通信モジュールのデモンストレーション
- The Joint Global Multi-Nation Birds Satellite(BIRDS)プロジェクト関係諸国に設置したGround Sensor Terminal(GST)データ(温度、湿度、GPS)のLORAによるStore and Forwardの実証
- 九州工業大学局およびモバイル九州工業大学局からのCバンド通信の実証
- Cバンドによるセカンダリカメラからの低解像度画像のダウンリンク実証
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