公開 2021年12月21日
2021年10月4日から8日にかけて、遺伝子機能発光イメージング解析装置(Tele-Luminescence Analysis System: TELLAS)を「きぼう」日本実験棟での実験に利用するための準備作業を行いました。
TELLASは、マウスなどの生体内から発せられる微弱な光を、生きたまま撮像することができる装置です。2021年6月に打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)に初めて搭載されました。疾患候補遺伝子機能を発光タンパクを指標にして経時的にモニタリングできるため、これら遺伝子が「いつ、どの段階で機能しているか?」の情報を得ることができます。撮像した画像は地上からも確認できるため、宇宙で起こっている現象を地上にいながら確認することができます。今後の実験※1 で、ISSでの世界初の発光イメージング撮像を目指しています。
※1 2018年度「きぼう」利用フィジビリティスタディテーマ募集 生命医科学分野(特定課題・発光を利用したマウス遺伝子機能解析装置を利用する提案)において2件のフィジビリティスタディテーマを採択しており、現在宇宙実験に向けた実現性検討を研究者と行っています。
- 2018年度「きぼう」利用フィジビリティスタディテーマ募集の選定結果について(2019年3月11日)
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