放出される衛星は、国連宇宙部(UNOOSA)とJAXAが連携協力している第3回KiboCUBEに選ばれたモーリシャス初の超小型衛星MIR-SAT 1と事業者衛星1機の計2機です。
2機の衛星は、日本時間6月4日に米国のフロリダ州ケネディ宇宙センターからスペースX社のドラゴン補給船運用22号機(SpX-22)により打ち上げられました。SpX-22は、5日に国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし、衛星も無事にISSへ運ばれました。その後、星出宇宙飛行士により放出機構装填などの準備が実施されました。KiboCUBEおよびMIR-SAT1の概要は以下のとおりです。
KiboCUBEは、2015年9月にJAXAとUNOOSAの間で能力開発イニシアチブとして、発展途上国の教育機関や研究機関に超小型衛星(キューブサット)をISSの「きぼう」日本実験棟より放出する機会を提供するために、立ち上げられました。これまで6機関が選定され、今回の放出はKiboCUBEとしては3機目の衛星放出となります。
モーリシャス共和国は2018年6月に第3回KiboCUBEに選定され、モーリシャス学術研究イノベーション会議が、およそ3年間で1辺10cmの小型立方体からなるキューブサットと呼ばれる自国初の超小型衛星を開発しました。
- KiboCUBEについて(英語/外部サイト)
- MIR-SAT1について(英語/外部サイト)
- [プレスリリース] JAXAと国連宇宙部との連携協力(KiboCUBE)に基づく第3回選定の結果、及び協力の継続について (平成30年6月19日)
MIR-SAT1の放出の様子は、YouTube JAXAチャンネルでライブ配信します。
放送予定:2021年6月22日(火) 19:35~20:15