公開 2023年7月13日
今回放出される衛星は、九州工業大学の協力※1のもと、フィリピンのSTAMINA4Spaceプログラム※2の一環でフィリピン大学ディルマン校(フィリピン)が主体となって開発した超小型衛星Maya-5とMaya-6の2機(BIRDS-4S※3)です。
本衛星はJ-CUBE※4の枠組みを利用したJAXAで初めての衛星として放出します。
- ※1 九州工業大学が国際協力として実施しているアジア・アフリカ諸国が衛星開発・運用について学べるBIRDSプロジェクト
- ※2 STAMINA4Spaceプログラム:フィリピン科学技術省(DOST)による宇宙科学技術の推進のためのプログラムで、先端科学技術研究所(DOST-ASTI)とフィリピン大学ディルマン校で実施されています。
- ※3 BIRDS-4S:BIRDSプロジェクトのもとで開発されたこれら2機の衛星を併せてBIRDS-4Sと称しています。
- ※4 J-CUBE:JAXAとUNISECによる協定のもと、国内大学向けに超小型衛星放出機会を提供しています。九州工業大学はUNISECに参加しています。
- 衛星名 Maya-5、Maya-6 [サイズ:各1U]
- 機関 フィリピン大学ディルマン校
- ミッション
- APRS digipeaterを利用したアマチュア無線コミュニティへの貢献 (APRS-DP)
- 今後フィリピンで開発される超小型衛星に搭載される姿勢制御に関する技術実証(ADCS)
- 搭載されるOBC (On Board Computer)の設計から開発、運用実証(OBC-EX)
- 宇宙利用に関するCOTコンポーネントデータベースの拡充(TMCR)
関連リンク
※ 特に断りのない限り、画像クレジットは JAXA