更新 2021年12月15日
「きぼう」における燃焼研究の新展開!
国際宇宙ステーション(ISS)、「きぼう」日本実験棟の利用による成果最大化に向け、JAXAでは燃焼研究の「きぼう」利用プラットフォーム(PF)化を検討しています。きぼう利用PFは、JAXAにおいて宇宙環境を利用した当該領域の研究開発基盤として位置づけ、国の科学技術政策の実現、民間企業の研究開発における利用、有人宇宙技術の開発などにおける活用が期待されます。
ワークショップ
JAXAではこれまでの「きぼう」利用の成果や現在利用できるサービスを紹介し、今後の低軌道利用や有人探査に向けて期待される「きぼう」の利用について考える場として、「きぼう利用ネットワーク・クロス」を定期的に開催しています。
今回のきぼう利用ネットワーク・クロスでは、これまで微小重力利用に関わったことが無い燃焼研究者の方々にも、「きぼう」での燃焼研究の現状や将来構想を広く認識していただけるよう、日本燃焼学会の第59回燃焼シンポジウムの一環としてワークショップを開催します。「きぼう」での燃焼実験の研究代表者の方々に実験の紹介を頂くほか、アメリカの状況と今後の展開について、米国航空宇宙局(NASA)によるビデオ講演を行います。また、産学のパネラーによるパネルディスカッションを通じ、宇宙実験の意義や可能性、期待される成果や課題などについて議論します。さらに、学会参加者からの質疑を通じ、PF化に向けたご意見やご要望を広く収集させていただきたいと考えています。
個別相談会(希望者のみ)
期間限定で「きぼう」での燃焼実験に係る個別の利用相談にJAXAプロジェクト担当者が対応します。以下の 個別相談会 よりお申し込みください。この個別相談会は、燃焼シンポジウムに参加されていない方も申し込みいただけます。
ワークショップ概要
テーマ | |
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開催日時 |
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参加登録 | |
注意事項 |
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プログラム
時間 | 内容 | 発表者/登壇者 |
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18:10~18:20 | 開会挨拶、趣旨説明 |
菊池 政雄 主任研究開発員(JAXA) |
第1部 | ||
18:20~18:30 | 「きぼう」利用プラットフォームについて |
白川 正輝 きぼう利用企画グループ長(JAXA) |
18:30~18:40 | 実験例紹介 ① 液滴燃焼実験 |
三上 真人 教授(山口大学) |
18:40~18:50 | 実験例紹介 ② 固体燃焼実験 |
藤田 修 教授(北海道大学) |
18:50~19:00 | 実験例紹介 ③ NASAにおける燃焼実験 |
Dr. Daniel L. Dietrich (NASA Glenn Research Center) |
19:00~19:10 | 質疑応答 |
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第2部 | ||
19:10~19:40 | パネルディスカッションコーディネータ 伊藤 剛 技術領域主幹(JAXA) |
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19:40~19:50 | 質疑応答 |
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19:50~19:55 | 閉会挨拶 |
小川 志保 きぼう利用センター長(JAXA) |
フィードバックシート
第59回燃焼シンポジウム ワークショップ「きぼう利用ネットワーク・クロス2021年度#1~「きぼう」における燃焼研究の新展開~」へのご参加ありがとうございました。燃焼研究の「きぼう」利用プラットフォーム検討化に向け、参加者皆様のご意見・ご感想をフィードバックシートへご記入ください。
質疑応答
当日ワークショップ中の質疑応答は後日このコーナーに掲載します。
公開を希望しない、研究に係る内容や個別の特殊な相談については、個別相談会を利用してください。
ご質問ありがとうございました。当日の質疑応答について、以下にまとめて掲載します。(12/15追記)
- ワークショップ中の質疑応答はこちら [PDF:528.3 KB]
JAXAプロジェクト担当者との個別相談会(事前予約制)
具体的な研究テーマなどに関するご質問をお持ちの方や、質問・回答の公開を希望しない方を対象に、本ワークショップ終了後、JAXAプロジェクト担当が、「きぼう」での燃焼実験の計画・準備のための個別相談会にオンラインで対応します。
以下の申し込みフォームより相談内容、希望の日時を添えお申し込みください。
申し込み期間 | 11月24日(水) 18時まで |
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個別相談対応期間 | 2021年11月22日(月)ワークショップ終了後、11月24日(水)~11月26日(金) ※申込多数の場合は別途日程を調整させていただく場合があります |
申し込みフォーム |