搭載実績一覧 > Space Aging実験
Space Aging実験は、モデル生物の一つである「線虫」を用いて、宇宙環境での寿命や老化速度が変わるかどうかを調べます。
Space Aging実験は、地上で準備した線虫を国際宇宙ステーション(ISS)に運び、「きぼう」日本実験棟内で培養を開始します。幼虫L4段階の線虫を線虫用の栄養の入った液体培地とともに容器に入れ12℃に保ち、活性を抑えた良い状態で国際宇宙ステーションに打ち上げます。宇宙での微小重力環境と、人工重力との比較が非常に重要になります。本実験により、線虫の老化速度と寿命が宇宙環境でどのような影響を受けるかが明らかとなります。宇宙環境、特に微小重力に応答して発動する生物種を越えた老化制御経路を見出すことを目指しています。
これらの実験のため、サンプルケース近傍にBio PADLESも搭載され、搭載期間中の生物試料の被ばく線量を計測しました。
Space Aging実験に搭載したBio PADLES線量計 |
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Space Aging打上げ時コンフィギュレーション |
被ばく線量の計測結果は PADLESのフライトスケジュール/計測結果 へ