搭載実績一覧 > Epigenetics実験
Epigenetics実験は、宇宙環境の微小重力下で生物が世代交代を繰り返した際に、子孫の核やミトコンドリアのゲノムに生じる遺伝的変異や変化に何らかの方向性が見られるかを明らかにするための実験です。
Epigenetics実験は、国際宇宙ステーション(ISS)に、線虫の野生株および変異株(遺伝子が変化したもの)を打ち上げ、培養し植え継ぐことによって、4世代のサンプルを取得し、世代ごとに凍結して地上回収します。また、一部を再び地上で培養し、遺伝子発現パターンに可塑性があるか否か、DNAの周りにあるヒストンタンパク質の化学修飾などを検討します。
これらの実験のため、サンプルケース近傍にBio PADLES(2個)も搭載され、搭載期間中の生物試料の被ばく線量を計測してます。
<搭載期間:2015年1月~2015年2月(32日)>
Epigenetics実験に搭載したBio PADLES線量計 |
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Epigenetics打上げ時コンフィギュレーション |
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