LUPEX
ミッション
月の南極で、水資源の謎に挑む。
未来の月面活動を切り拓く挑戦。
LUPEXは、月の南極域に存在すると考えられる水資源について、その量や
分布、存在状態を明らかにする探査ミッションです。
ローバーが月面を移動しながら観測・分析を行い、将来の持続的な月面活動
に向けた重要なデータを取得します。
目的
月の水資源を、
月の水資源を、
その場で確かめる。
これまでの観測によって、月の南極域には水が存在する可能性が示されています。
LUPEXではローバーを用いて月面や地下を直接調査し、水の量や分布、存在状態を明らかにします。また、将来の宇宙探査や月面活動に利用できる可能性について評価します。
打ち上げと飛行プロファイル
H3ロケットで種子島宇宙センターから打ち上げられたLUPEXは、月遷移軌道を経て月南極域へ向かいます。着陸後はローバーが展開され、月面を移動しながら約100日間にわたり探査を行います。
打上げ予定
2028年度
投入軌道
月遷移軌道 (遠地点高度 18万km)
打上げロケット
H3ロケット
ローバー質量とサイズ
420kg (観測機器含む)
L2.0m×W1.8m×H3.3m (SAP展開時)
L2.0m×W1.8m×H3.3m (SAP展開時)
ペイロード質量
6,650kg
着陸地点
月の南極域
ローバーミッション期間
約100日間(最長1年)
月面での運用計画
移動しながら、水を探る。
-
STEP 1探査予定エリアへの移動
予め選定された探査目標領域へアプローチするために、日照条件の良い経路を選んで移動開始。
-
STEP 2目標領域内の詳細観測ポイントを選定
目標領域内の水の存在可能性を観測し、水氷が存在すると考えられる観測ポイントを選定。
-
STEP 3詳細観測(掘削・試料分析)
選定された観測ポイントで掘削を行い、採取したレゴリスを分析して水資源の実態を調査。
データ取得・解析の流れ
月の水を、
月の水を、
さまざまな角度から
調べる。
- 1.月面や月面下の水分布を観測
- 2.掘削ドリルで月面~1m以深のレゴリスを採取
- 3.搭載した観測機器で水分量・揮発性ガス・鉱物組成を分析
- 4.水資源の「量・形態・分布・利用可能性」を評価
JAXA有人宇宙技術部門 月極域探査機プロジェクトチーム
プロジェクトマネージャ
星野 健(ほしの たけし)
これからの道のり
人類が月を『利用』する時代に向けて
これまで人類は月を訪れ、理解しようとしてきました。次の時代に求められるのは、活動領域を月に拡大し、人類のために月を「利用・活用」していくことです。その鍵となるのが水などの現地資源です。LUPEXはインドと協働し、月の南極域で水資源の実態を直接調べる挑戦的なミッションです。また、過酷な月面環境下での走行や掘削といった月面活動に必要な技術の実証も行います。我々はこの挑戦を通じて、科学的成果にとどまらず、将来の持続的な月面活動に必要な知見と技術を次世代へ確実につないでいきたいと考えています。
