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サービスモジュール

1号機推進系を出荷しました!

HTV-Xは、与圧カーゴを輸送するための与圧モジュールと、HTV-Xが飛行する機能と曝露カーゴを輸送する機能を担うサービスモジュールから構成されています。さらにサービスモジュールは、大きく、曝露カーゴ搭載支援系、電気系、推進系の3つから成ります。

2022年9月、サービスモジュール推進系について、要求事項を満足する開発試験結果・検証解析結果が得られたことから、開発完了の判断を行いました。 また、出荷前審査(PSR)を開催し、1号機サービスモジュール推進系の工場出荷までの全ての作業が完了し、製造結果が妥当であることから、次工程に向けた出荷が可能と判断しました。

2022年10月、1号機サービスモジュール推進系は、群馬県富岡市の製造工場から出荷され、神奈川県鎌倉市にあるサービスモジュール全体の製造を行う工場に到着しました。

推進系には、軌道・姿勢を制御するためのスラスタ(小さいロケットエンジン)や燃料・酸化剤のタンク、それらを結ぶたくさんの配管、センサ・バルブなどが搭載されています。「こうのとり」では、機体全体にスラスタが付いていたため、配管もモジュールを跨いて張り巡らす必要がありましたが、HTV-Xではこの構成を大幅に見直し、機能を推進系一か所に集約しています。これにより、種子島での組立て作業を大幅に効率化することができます。