モジュール間EM電気噛合せ試験
HTV-X与圧モジュールおよびサービスモジュールに搭載される機器間の通信インタフェースを確認するために行った、EM試験の様子（出典：JAXA/三菱重工/三菱電機/AES）
新型宇宙ステーション補給機（HTV-X）を構成する2つのモジュールである「サービスモジュール」と「与圧モジュール」を実際に結合して機能・性能の検証試験を行うのは、打ち上げ前に種子島宇宙センターで行う全機システム試験のタイミングとなります。
しかし、打ち上げ直前での検証試験にはリスクが伴うため、主に電気的インタフェースと機械的インタフェースについては、段階的な検証作業を実施していきます。
現在進めているEM開発フェーズにおいて、モジュール間の電気・通信インタフェースを確認するための試験を実施しました。
本試験ではモジュール間の主要な通信経路となるサービスモジュールの「RIM」/与圧モジュールの「CCU」および「Ethernet Converter」との間で、テレメトリ・コマンドに係る通信プロトコルの妥当性を確認しました。