クルーレビュー#2
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HTV-X与圧モジュール内のクルー作業(IVA:Intra-Vehicular Activity)の作業性評価の一例(出典:JAXA/三菱重工業)
新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)が国際宇宙ステーション(ISS)に結合・係留された後、宇宙飛行士(クルー)は与圧モジュール内に入り、軌道上作業を行います。そのため、与圧モジュール内のクルー作業(Intra-Vehicular Activity:IVA)の成立性について、クルーによる確認を受ける必要があります。
今後、与圧モジュールの製造・組立・船内機器の艤装作業が完了する頃に、実機を用いたクルーによる作業確認が行われますが、効率的な開発を目指すためには、実機製造が開始される前の開発初期段階において設計の妥当性を確認しておくことが重要です。
今回「クルーレビュー#2」として、JAXA大西宇宙飛行士と金井宇宙飛行士の参加を得て、バーチャルリアリティ技術を活用したIVA作業の事前確認を行いました。レビュー結果を今後の詳細設計や運用手順検討に反映していきます。