昨年10月よりISSに結合していた新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)は、国際宇宙ステーション(ISS)のクリストファー・ウィリアムズ宇宙飛行士が操作するロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)に把持され、3月6日午前4時23分頃(日本時間、以下同)にISSから分離しました。その後、ロボットアームで所定の位置まで運ばれ、3月7日午前2時00分頃にロボットアームによる把持が解かれ、ISSからの離脱が完了しました。
午前2時46分頃には、ISSの周囲に設定された接近領域の外へ出たことが確認されました。
今回の離脱は、油井宇宙飛行士による把持(キャプチャ)から約4か月後に行われました。この4か月間、地球から運んだ物資をISSに移送し、また逆にISSにある廃棄品をHTV-X1に運び込む作業が、油井宇宙飛行士をはじめとしたクルーによって行われました。
ISSから離脱したHTV-X1号機は今後、軌道上での3か月にわたる技術実証ミッションフェーズへと移行し、超小型衛星放出(H-SSOD)、軌道上姿勢運動推定実験(Mt. FUJI)、展開型軽量平面アンテナ軌道上実証(DELIGHT)・次世代宇宙用太陽電池軌道上実証(SDX)が行われる予定です。
ISSからの分離
3月6日(金) 4時23分頃
ISSからの離脱
3月7日(土) 2時00分頃
離脱マヌーバによる接近領域からの離脱
3月7日(土) 2時46分頃
HTV-X1号機の離脱が確認されると、HTV-X管制室では運用管制官が次のモニタリング作業へとすぐに移り、運用フェーズの切り替えが静かに進められました。ISSでの作業を終え、HTV-X側の実証ミッションに焦点が移る節目として、現場には引き続き緊張感が漂っていました。
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